SBSによると、チョンブク(全北)警察庁所属のプロファイラー兼催眠専門家である警部補A(50)が、自分が運営した学会で教育生たちに「2019年ワンサン(完山)警察署催眠捜査」というタイトルの動画を共有したという。
該当映像にはAが「ずっと締めて、君の首を絞めて今」という話をするなど犯罪被害女性たちに催眠をかけるような場面が含まれていた。
全北警察庁の関係者はこれをめぐり、犯罪捜査支援や被害者心理治療のために行った警察の内部資料が無断流出されたものと見た。
流出された映像を見たAの催眠学会被害者たちは「(Aが)『これは警察に依頼されたもの』と当然に話す」、「モザイクとか音声変調というものが全くない」、「チョ・ドゥスンの靴なのか、そこに血が飛んだものも全て見せるほどだ」と状況を説明した。
またAが学会教育生に提供した資料の中にはPAI警察心理分析資料もあり、ここには名前・階級・家庭環境・性格・心理状態・行動特徴などの個人情報が含まれていた。
この他にもAは催眠心理を学んだ教育生の一部に暴行やセクハラをしたという疑惑ももたれている。
警察は内部資料流出など個人情報保護法違反や脅迫、性暴行などの疑いでAを検察に告訴した。
ただし、Aは該当の疑いについて何の立場も明らかにしなかったという。
一方、2007年にプロファイラー特別採用で採用されたAは、2013年から最近まで催眠心理などを勉強する民間学術団体を運営しながら許可なく営利業務を行ってきており、2020年から昨年まで学会会員たちに教育費を受け取り、公認されていない臨床催眠士資格証を発給してきたことが把握された。
さらに、女性会員の一部に不適切な身体接触をしたり身体写真などを要求して、いわゆる“ガスライティング”をしたとの主張が提起されたりもした。
国家公務員法により公務員は許可されていない営利行為ができないため、警察はAの資格証発給行為が不法営利行為と資格基本法違反行為と見てAの職位を解除した後、職務告発した。
性暴力被害を主張する女性たちは先月、業務妨害と個人情報保護法違反、公務上秘密漏洩(ろうえい)、強姦などの疑いでAを全州地検群山支庁に告訴したと伝えられた。
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