GSリテールが11月中にドラッグストアチェーン「ララブラ」事業から完全撤退、今後の成長に集中へ=韓国(画像提供:wowkorea)
GSリテールが11月中にドラッグストアチェーン「ララブラ」事業から完全撤退、今後の成長に集中へ=韓国(画像提供:wowkorea)
流通大手のGSリテールは10日、「急激に変化する小売事業において、選択と集中を通じ今後の成長により集中するため、ドラッグストアチェーン『ララブラ』事業から撤退することを決めた」と発表した。具体的な撤退時期は11月が有力で、モバイル商品券を保有している顧客には11月30日、営業終了と関連の告知を送付する。

「ララブラ」は、前身の「ワトソンズ」が2005年に韓国で本格的に営業を始めてから約17年で完全撤退を決めた。GSリテールは2004年12月、香港の流通大手、ASワトソングループと持分50%ずつを出資してワトソンズ・コリアを設立。本格的なドラッグストアチェーンの運営を開始した。2017年時点での韓国における「ワトソンズ」の店舗数は、186か所に達する。2018年3月にはGSリテールがワトソンズ・コリアを吸収合併し、ブランド名を「ララブラ」に変えて事業を加速していた。

しかしこれ以降、韓国でドラッグストアチェーンの競争が激化。2019年末からは新型コロナウイルス拡大まで重なって、「ララブラ」は経営悪化に陥っていた。ことし6月時点で45か所まで減少した全国の店舗数は、約2か月後の現在、34か所まで減った状態だ。

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