米国が日本に投下した2発の原子爆弾によって、戦犯国である日本は被害者の仮面をかぶった。もう一つの原子爆弾「ファットマン」が3日後に長崎に投下されたあと、昭和天皇は降伏宣言をした。原子爆弾から人類文明の破壊を防ぐという荒唐無稽な理由を挙げて、だ。
この2発の原子爆弾による死亡者の集計には困難が伴う。被爆後数年から十数年が経って疾患を患う場合、調査が容易ではない。このような後発障害を合わせると、広島と長崎で合わせて70万人程度が死亡したものと推定される。
2011年3月11日に発生した東日本大震災と津波で福島原子力発電所が爆発した。日本は11年が過ぎた現在でも事故を収拾している。今月4日、福島原発内に溜めておいた処理水を放出する施設の工事が着工し、日本は処理水を海に流す計画を開始した。計画通りなら同施設は来年6月に完工し、来夏から本格的に処理水の海洋放流を始めることになる。
福島第1原発には現在、多核種除去設備(ALPS)で浄化した130万トン以上の処理水が保管されている。東京電力は処理水を浄化すればセシウムをはじめとする62種類の放射性物質を除去できると主張しているが、三重水素(トリチウム)や微量の核種などはろ過されない。処理水放出の脅威は誰も計算することができていない。
直ちに韓国、中国、台湾はもちろん、日本国内でも反対意見が出ている。日本全国漁業協同組合連合会は「全国の漁業従事者と国民の理解を得られない海洋放流に断固反対する」という決議文を採択した。韓国と中国政府も先月、日本の処理水海洋放流計画の正式認可後、海洋放出の影響に対する懸念を日本に伝えた。
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