京畿道広州市の南漢山城で、1枚の重さが20キログラム近い統一新羅時代の超大型平瓦350枚余りが出土した。韓国土地公社の土地博物館が、朝鮮時代の行宮(一時的に利用された宮殿)復元の一環として行宮前庭に位置する統一新羅時代の大型建物跡地を発掘したところ、瓦が整然と整理された保管施設が確認されたと明らかにした。
 これら平瓦は長さ64センチメートル、厚さ4~5センチメートル、重さ19キログラムで、大きさと重さともに世界最大規模だという。「甲辰年 末村主」「天主」などの文字が刻まれているものも多数確認された。建物の屋根を飾るため使用されたもので、瓦が出土した跡地も縦53.5メートル、幅17.5メートルと、これまでに国内で報告された三国時代の建物跡地より規模が大きい。調査団は、この跡地が統一新羅時代の672年に造成された昼長城に関連する遺跡と推定した。建物は7世紀後半から10世紀前半に使用され、火災により崩壊したものとみられている。

 趙由典(チョ・ユジョン)館長は、こうした大きな瓦が施設に保管されていただけでなく、実際に建物の屋根に使用され、崩壊された状態で出土した点が理解できないとし、1枚が19キログラムに達する瓦の重さに、建物がどうやって耐えられたのかが気になる点だと話している。


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