「無免許・飲酒測定拒否」ラッパー・ノエルが今日2審判決＝韓国

無免許運転をして飲酒測定を拒否し警察官に暴行を加えた容疑で裁判にかけられた韓国のラッパーチャン・ヨンジュン（活動名:ノエル）の控訴審判決が28日行われる。

　ソウル中央地裁刑事控訴4-3部は同日午前10時40分、道路交通法違反（無免許運転）などの容疑でチャン容疑者の控訴審を開く。

　国民の力のチャン・ジェウォン議員の息子でもあるチャン氏は、昨年9月18日午後10時30分ごろ、無免許および飲酒状態でベンツ乗用車を運転していて、ソウル・ソチョ（瑞草）区のある交差点で他の車と接触事故を起こした。

　現場に出動した警察はチャン氏に身元確認と飲酒測定を要求したが、チャン氏はこれに応じなかった。その後、パトカーに乗ったチャン容疑者は頭で警察官に暴行を加え、現行犯逮捕された。

　7日に開かれた控訴審結審公判で検察は懲役3年を求刑した。検察は「被告人は執行猶予期間中に同じような犯行をした」とし、「犯行後の情況が不良であるため、原審判決を破棄し相応の処罰を受けるべきだ」と裁判所に要請した。

　チャン氏は1審で実刑を言い渡された。1審で裁判所は今年4月、「飲酒運転などで執行猶予判決を宣告されたにも関わらず猶予期間中に自重せず飲酒測定の拒否と暴行などの犯行を犯した。実刑宣告は避けられない」としてチャン氏に懲役1年を宣告した。

　チャン氏は2019年ソウル・マポ（麻浦）区で酒に酔って車を運転してバイクに衝突した疑いで起訴され、翌年6月に懲役1年6月執行猶予2年を確定された経緯がある。