上が企業価値の比較。左からカカオペイ、ウリ金融グループ、ビバリパブリカ、企業銀行。下は2002年5月時点の金融アプリのMAU。左から「トスバンク」「カカオバンク」「KBスターバンキング」など(画像提供:wowkorea)
上が企業価値の比較。左からカカオペイ、ウリ金融グループ、ビバリパブリカ、企業銀行。下は2002年5月時点の金融アプリのMAU。左から「トスバンク」「カカオバンク」「KBスターバンキング」など(画像提供:wowkorea)
7月18~22日には、医療情報サービスや廃棄された漁網の再利用、メタバースなど、さまざまな分野のスタートアップが、ベンチャーキャピタル(VC)やアクセラレーターから投資を受けた。なかでも景気後退のため新規株式公開(IPO)の計画を延期した、スマートフォン決済アプリ「トス(TOSS)」を運営する「ビバリパブリカ」は、3000億ウォン(約311億4579万円)の投資を誘致し、企業価値を高めた。

ビバリパブリカは、アルトス・ベンチャーズやグッドウォーター・キャピタル、グレイハウンド・キャピタル、KDB産業銀行、光州銀行などから、3000億ウォンのシリーズGブリッジ投資を誘致した。これにより同社の企業価値は8兆5000億ウォン(約8834億3247万円)となった。

投資家たちはビバリパブリカの成長性を高く評価している。決済と貸付媒介部門における売り上げが拡大しており、早ければ来年初めに黒字転換が可能との説明だ。とくに「トス」の月間アクティブユーザー(MAU)数はことしに入って毎月35万人ずつ増えており、なかでも6月のMAUは1400万人を上回った。同社は誘致した資金を、主要なグループ会社の成長に向けた追加投資や新規事業に活用する計画だ。

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