与党の院内代表、民主有功者法を連日批判…学生運動世代への特恵=韓国(画像提供:wowkorea)
与党の院内代表、民主有功者法を連日批判…学生運動世代への特恵=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国保守系与党「国民の力」のクォン・ソンドン(権性東)党代表職務代行兼院内代表は23日、革新系野党「共に民主党」が再び進めている「民主有功者礼遇法案」について、「運動圏(学生運動世代)の身分世襲法」と批判した。権氏は前日も「特恵を法にしようとしている」とし、該当法案を批判した。

 権氏はこの日も自身のフェイスブックに、「民主党は恥ずかしくないですか」というタイトルで、批判的な内容を掲載している。

 該当法案について、「教育・就職・医療・住宅・療養・貸出など広範囲な特恵を含んでいる。運動圏出身とその子供たちは、まさにゆりかごから墓場まで支援されるようにしている。一生涯特恵を与えるもの」と指摘した。

 続けて「国家が一生涯特権を与えれば、これがまさに身分だ。その特権を子供に譲れば、これが世襲となる。良く言えば有功者礼遇だが、事実上は運動圏への身分世襲法だ」と主張した。

 長期に低利で融資することについては、「困惑している」と激しく批判した。「農地・住宅・事業・生活費など目的が広範囲で、利率と償還期間は大統領令で定められる。最近、多数の国民は銀行貸出を受けることも難しく、貸出を受けても高金利のために大変だ。口では民生を考えていると言っているが、心は供え物に向かっている」と批判した。

 また「住宅の優先供給や本人の療養、子供の養育支援などは自分たちの一生涯で必要なものを合法的に与える非常識的な行動」と付け加えた。

 権氏は「何より礼遇を受けたいのなら、名誉から守るべきだ。民主化運動の名誉を失墜させた人々は誰なのか。まさに民主党にいる学生運動家出身の政治家たちではないか」と反問した。

 権氏は昨年にも、民主党議員73人が発議した「民主有功者法」に反対し、有功者の資格を返却すると明らかにしたキム・ヨンファン(金栄煥)忠北知事を例に挙げ、「過去の同志でさせ怒りと憐憫(れんびん)を抱かせる行動だ。民主党は国会に恥をかかせている。今は止めなければならない」と強調した。

 民主党が通常国会内での可決を目標とするこの法案は民主化に貢献した有功者の子供に対して、中・高・大学校学費免除や有功者本人・家族に対する就職加算点などと共に、本人または遺族の中で1人に、住宅購入・事業などを目的とした長期での低利貸出や公共・民営住宅優先供給する内容などを含んでいる。

 これについて権氏は、前日の院内対策会議でも「不法特恵に対する反省ではなく、特恵を法にしようしている。合法的にチョ・グク元法相になろうとする試みを止めろ」と公開批判した。
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