中国、賞味期限間近の食料品が人気、購入者の多くは中間層(画像提供:wowkorea)
中国、賞味期限間近の食料品が人気、購入者の多くは中間層(画像提供:wowkorea)
中国では賞味期限が間近の割引率の高い製品に対する需要が急増し、関連市場が急速に成長していることが分かった。毎日食べる物とインスタント製品を中心に販売されており、特に干し肉とポテトチップスなど賞味期限自体が長い製品の人気が特に高い。低所得層だけでなく中間層も賞味期限間近の製品を愛用している。

ファイナンシャルタイムズよると、この1年間、政府に新たに登録された賞味期限間近の製品を扱う事業は計119件で、直近10年の年間平均値である92件を上回った。上海にある中国市場調査グループは、関連業界の売上が2019年の250億元(約5000億円)から今年は360億元(約7300億円)に増加すると予測した。

賞味期限間近の商品を取り扱った「Hotmaxx」は、新型コロナの流行が始まった2020年1月以降、本社スタッフが20人だったが、今は500人以上に増えたと明らかにした。店舗数を500店舗から2025年までには4500店舗まで増やすことを目標にしている。

賞味期限が間近の製品を購入するのは低所得層だけではない。市場調査会社「iiメディア」は「非常に多くの中間層が購入している」と話した。昨年、賞味期限間近の製品購買者1600人を対象に実施したアンケートの結果、3分の2程度が毎月4000人民元(約8万円)使用し、中産層が購入していると説明した。

賞味期限間近の製品は一般的な商品と品質面で差がないが、安い価格で中国経済が鈍化している状況で注目を集めている。今年第2四半期の中国国内総生産(GDP)は前年同期比で0.4%増加を記録し、6.8%だった2020年第1四半期以降最低値を記録した。
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