告発戦に乗り出す大統領夫人ファンクラブ＝韓国

韓国大統領夫人のキム・ゴンヒ（金建希）氏のファンクラブが、キム氏を誹謗する人々を相手に告発戦に乗り出した。ファンクラブの一つははSNSを通じて告発情報の提供を要請した。

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　22日、ファンクラブ会長のカン・シンオプ弁護士はフェイスブックに公示を掲載し、キム氏を誹謗（ひぼう）するユーチューバーなどを知らせてほしいと要請した。

　キム弁護士は「告発すべきユーチューバーとサイト名と運営者名をコメントで書いてください。映像をキャプチャーして上げてくださるとありがたいです」と書いて情報提供者を代理して告発する計画も知らせた。

　この日、キム弁護士は別のファンクラブと共にキム氏を「巫女（みこ）、詐欺師」等と呼んだユーチューバーを警察に告発したりもした。

　キム氏のファンクラブがキム氏に代わって告発に乗り出したのは初めてではない。ファンクラブは先月23日には親野党圏性向独立メディアソウルのソリ記者を告発し、28日にはキム氏に対する侮辱的な掲示物を載せたという疑惑でオンラインプラットフォーム作家を告発した。

　カン弁護士はこれまで、複数のメディアとのインタビューを通じて、「キム夫人が悪意のある攻撃を多く受けた」とし、「キム夫人を守ることが、ユン・ソクヨル大統領を守ることだ」という考えを示した経緯がある。 最近、ユン大統領の支持率が急落し、国政運営に危機感が広がっている中、カン弁護士も大統領と大統領夫人に対する誹謗を防御する次元で告発行動に乗り出したものと分析される。