韓国防疫当局、新型コロナ流行予測を修正…「再流行のピークは8月に最大28万人」(画像提供:wowkorea)
韓国防疫当局、新型コロナ流行予測を修正…「再流行のピークは8月に最大28万人」(画像提供:wowkorea)
「新型コロナウイルス再流行のピークは8月中に予測され、新規感染者数は最大28万人の水準が予測される」

韓国中央災難安全対策本部のイ・ギイル(李基日)第1総括調整官(保健福祉部第2次官)は20日午前、政府ソウル庁舎で新型コロナウイルス感染者30万人発生に備えた医療対応追加対策を発表し、このように明らかにした。

13日に韓国政府は9月末に最大18万5000万人のピークに達するとの新型コロナウイルス流行予測を反映し、新規感染者20万人に対応するための「新型コロナウイルス再流行に備えた医療対応方案」を発表した。しかしブレイクスルー感染や伝播力の強いBA.5の検出率が先週は52%を超えるなど、事実上の優勢種化がみられるため、追加の拡散が避けられないとみて政府は流行予測を修正した。

ここ3週間は新規感染者が2倍ずつ増える「ダブリング」の推移を示している。6月29日1万455人→7月9日2万273人→13日4万252人→20日7万6402人などだ。これを受け、疾病管理庁は8月中旬から8月末の間に最大27万7000人が新規感染するなど、流行がピークに達するものと予測修正した。重症者の規模は最大2000人と予測された。

こうした状況で病床稼働率も上昇している。13日には15.8%に過ぎなかった病床稼働率が、20日は25.5%にまで上昇した。政府は新規感染者14万6000人まで対応可能とみている。

イ調整官は、「30万人以上の発生に安定的に対応できるよう先制的な医療力の確保など追加対策を準備した」と説明した。

まずワンストップ医療機関を現在の約6500か所から今月中に約1万か所に拡大指定する。ファストトラック適用対象を従来の60代以上の高齢者、免疫低下者、療養病院・施設の入所者から基礎疾患者と精神病院および障害者施設の入所者にまで拡大する。

治療剤をことし下半期に34万人分、来年上半期に60万人分など計94万人分を追加で導入する。首都圏地域に55か所、非首都圏地域に15か所の臨時選別検査所を追加で設置・運営し、週末検査も拡大する。9月30日まで診断キットの販売業申告を一時免除し、すべてのコンビニで診断キットの販売を許容するようにする方針だ。

新規感染者30万人にも対応できるよう約4000床の病床を追加で確保する計画だ。その一環として、きょう先制的に1435床の病床に対し行政命令を発動することにした。
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