米国務省の「人身売買報告書」の表紙(資料写真)=(聯合ニュース)
米国務省の「人身売買報告書」の表紙(資料写真)=(聯合ニュース)
◇米人身売買報告書 20年ぶり韓国の評価引き下げ 米国務省は19日(現地時間)に公表した「人身売買報告書」で、人身売買防止に関する韓国の評価を20年ぶりに1ランク引き下げた。今回の報告書には、文在寅(ムン・ジェイン)前政権だった昨年4月から今年3月までの人身売買根絶のための政府の努力と実績が反映されている。米国務省は「韓国政府は人身売買根絶のための最低限の基準を完全に満たしていないが、このために意味のある努力をしている」とする一方、「2020年と比べて人身売買に関する起訴(の件数)が減少し、外国人人身売買に対して政府としての長期的な対策を講じていない」と指摘した。◇上半期の素材・部品輸入 対日依存度が過去最低水準に 今年上半期の素材・部品・装備(装置や設備)製品の日本からの輸入の割合が15%台にとどまり、10年ぶり低水準を記録したことが分かった。産業通商資源部の統計によると、今年上半期のHSコード(輸出入統計品目番号)に基づく素材・部品・装備製品の輸入額1300億6700万ドル(約17兆9800億円)のうち日本からの輸入額は200億7200万ドルで15.4%にとどまり、半期ベースでは統計を取り始めた12年以降で最低の割合だった。日本が韓国に対する輸出規制強化に踏み切った19年以降、下落傾向が顕著となっている。今年上半期の素材・部品・装備製品の日本への輸入依存度は、10年前と比べて9ポイント近く下落した。◇新規コロナ感染者7万6402人 水曜発表で12週ぶり高水準 中央防疫対策本部は20日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から7万6402人増えたと発表した。水曜日に発表する火曜日の感染者数としては12週ぶりの高水準となった。重症者は96人、新たな死者は12人となっている。◇韓国・現代自動車の賃金交渉が妥結 自動車大手、現代自動車の労働組合は19日、組合員全体を対象に今年の賃金交渉の暫定合意案に対し賛否を問う投票を実施したところ、賛成61.9%で可決されたと明らかにした。これにより同社は4年連続で、ストライキが実施されることなく労使交渉が妥結した。暫定合意案には月額賃金(基本給と手当)の10万8000ウォン(約1万1400円)引き上げや成果給・激励金(月給の300%)プラス550万ウォン支給、20株の株式支給などが盛り込まれている。現代は2019年以降、ストを経ることなく労使交渉が妥結している。4年連続は同社で初めて。
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