ヨーロッパのエネルギー企業たちは、莫大な額の負債を負っていることがわかった(画像提供:wowkorea)
ヨーロッパのエネルギー企業たちは、莫大な額の負債を負っていることがわかった(画像提供:wowkorea)
ヨーロッパのエネルギー企業たちは、新型コロナウイルス感染症パンデミックとウクライナ戦争の影響で、莫大な額の負債を負っていることがわかった。

18日(現地時間)米ブルームバーグ通信によると、ヨーロッパのエネルギー企業の総負債額は1兆7000億ユーロ(約238兆円)を突破し、これは2020年以前より50%以上増加した金額である。

ヨーロッパのエネルギー企業はことし6か月間に約450億ユーロ(約6兆3000億円)相当の債権を発行し、720億ユーロ(約10兆1000億円)規模の借入を受けていることが伝えられている。

特に最近、ドイツ政府に救済金融を要請したヨーロッパ最大の電力供給企業“Uniper”は、「市場価値の2倍以上に達する90億ユーロ(約1兆2600億円)の資金が必要だ」と明らかにした。

またチェコ政府は今月初め、国営チェコ電力公社(CEZ)がエネルギー危機を克服できるよう、最大で30億ユーロ(約4200億円)の緊急借り入れを提供した。

ブルームバーグ通信のコラムニストはこの日「ヨーロッパ政府は、エネルギー企業の負債負担を減らすために乗り出すべきだ」と主張した。

つづけて「Uniperと430億ユーロ(約6兆210億円)の負債を抱えているフランス電力公社(EDF)は氷山の一角にすぎない」とし「最悪の場合、一時的に国有化する措置をとらなければならない可能性もある」と指摘した。

また「エネルギー企業たちが消費者にエネルギー費用を全て転嫁することなく、消費者たちが耐え抜くことができるよう、一層大きな規模の救済金融が必要だ」と強調した。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96