統一部はこの日「通常、板門店で北朝鮮人送還時の記録として写真を撮影してきた」とし、国会要求で当時の写真を提出した後、記者団にも配布した。
公開された写真には、縄に縛られ眼帯をした脱北漁民2人が板門店に到着した時から北朝鮮側に引き渡されるまでの状況が写されていた。特に軍事境界線を越えないよう強く抵抗する場面もある。
統一部は当初、この事件が発生した直後には「脱北漁民が同僚船員16人を殺害して逃走した」とし、亡命要請を拒否し強制送還措置を取った経緯がある。
しかし統一部は11日、「脱北漁民が憲法上大韓民国国民であり、北朝鮮に渡った場合に受ける様々な被害を考えるならば、脱北漁民の送還は明らかに誤った部分がある」とし、前政権のせいにした。
最近、国家情報院(国情院)は同事件と関連し、当時合同調査を強制早期終了させた疑いなどでソ・フン(徐薫)国情院院長を告発した。北朝鮮人権情報センター(NKDB)人権侵害支援センターもこの日、この事件と関連してチョン・ウィヨン(鄭義溶)前国家安保室長と大統領府および政府関係者、国情院・統一部・警察実務者など計11人を検察に告発した。
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