尹大統領　「原発生態系」の早期回復指示

【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は１２日、李昌洋（イ・チャンヤン）産業通商資源部長官から業務報告を受け、「原発の生態系」を早期に回復させるよう指示した。大統領室の報道官が明らかにした。　尹政権は文在寅（ムン・ジェイン）前政権の「脱原発」方針から転換し、原発産業を育成する姿勢を示している。　尹大統領は李氏に対し、半導体産業でも強固な素材・部品・装置の生態系構築を積極的に支援するよう指示。「マドリード首脳外交と連係した原発、防衛産業、インフラ輸出に向け、産業部が中心になって早期に成果を出してほしい」と述べた。尹大統領は先月末、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）首脳会議に出席するためスペイン・マドリードを訪問し、ポーランドやチェコなどとの首脳会談で「原発セールス」を展開した。　李氏は原発を増やすため、設計段階で中断されていた新ハヌル原発３、４号機（慶尚北道蔚珍郡）の早期建設を進める計画などを報告した。