感染者1週間で87%増加…BA.5、28→35%に上昇=韓国(画像提供:wowkorea)
感染者1週間で87%増加…BA.5、28→35%に上昇=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で、新型コロナウイルスの感染者が1週間で約2倍に増えた。 新型コロナウイルスの危険度も8週間ぶりに「低」から「中」に上がるなど、状況が急速に悪化している。主な拡散の原因であるオミクロン変異BA.5の検出率は、1週間で28%から35%に上昇した。新規感染者10人のうち3~4人はBA.5感染者となる。韓国政府は13日、「夏の再流行に備えた対応策」を発表する。

イム・スクヨン中央防疫対策本部状況総括団長は、12日の定例会見で、「新型コロナウイルスの週間感染者数が先週に続き、また増加した」とし、「7月1週(3~9日)の週間感染者数は約11万2000人で、1日平均1万5987人が発生し、前週比87%増加した」と明らかにした。

感染再生産指数は1.40で、6月の1週目以降、5週間連続で増加した。これに先立ち、過去最多の感染者が発生した3月3週(13~19日)の感染再生産指数は1.29だった。

防疫当局は現在、増加傾向はオミクロンの細部変異であるBA.5の拡散のためだと見ている。実際、国内外を合わせた統合検出率は28.2%(6月5週間)から35%(7月1週間)へと6.8%上昇した。しかし、国内BA.5検出率は24.1%から23.7%へと小幅減少した。その代わり、海外流入検出率は49.2%から70.0%へと大幅に増えた。

イム・スクヨン団長は「先週BA.5の増加傾向が速く、非常に速い時期に優勢化すると予測したが、今週は多少停滞を見せており、1~2週間程度推移を見守らなければならない」とし「(国内発生基準)1週間の検出率減少だけでこれを判断するには時期尚早」と考えている。海外流入検出率が上がっているため、状況を見守る必要がある」と説明した。

防疫当局によると、オミクロンの細部変異株拡散による感染者の増加は世界的現象だとしながらも、一部の国では再流行以降、減少傾向に転じていると説明した。 具体的にイム団長は「英国、フランス、ドイツは最近4~5週間にわたって感染者数の増加傾向を示している」としながらも「BA.4、BA.5型が優勢種となっていた南アフリカ、ポルトガルの場合、再流行発生後、減少傾向に転換した」と言及した。

当局は夏休みを迎えた移動により、BA.5変異株が拡散することを憂慮している。イム団長は「夏休みは混雑した場所と時間帯を避けて団体で集まらず、家族単位の小規模で楽しんでいただき、3密環境ではマスク着用、手洗い、咳エチケットなど遵守と共に定期的な換気と消毒をお願いする」と話した。 これと共に政府は関係省庁合同で防疫対策樹立および履行状況の点検に乗り出す予定だ。

一方、国内初のサル痘瘡感染者の接触者計49人全員は、追加患者が発生せず、この日午前0時を基点に監視が終了した。

最初の感染者の接触者49人は全員機内接触者で、接触危険度によって中危険接触者8人、低危険接触者41人に分類された。 中危険接触者を対象に「露出後の予防接種」の希望有無を調査したが、全員接種の意向がなく、予防接種は実施しなかった。

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