湖北省武漢市武昌(ぶしょう)区の衛生健康局は11日、「武漢大学でコレラ感染者が1人確認された」と発表した。
武昌区疾病予防管理センターが9日夜に、病院から「武漢大学で感染性下痢症の患者が1人出た。主な症状は嘔吐、下痢、微熱を伴っている。血清学的検査でコレラ菌O139の陽性反応が確認された」との報告を受けた。
患者は武漢大学の学生で、8日に発熱、嘔吐、下痢の症状を訴え病院を受診した。現在は治療を受け容態は落ち着いている。
当局は患者の行動履歴を調べ、関係者246人、関連場所259か所の検査を行ったが、コレラ菌は検出されず、新たな感染は確認されていないという。また、大学構内の一部を閉鎖し消毒が行われた。
中国国内ではコレラ感染者の発生は少なく、昨年には全国で計5件が報告されている。死亡例はなかったという。
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