中国・上海市で初めて「BA.5.」感染確認…再び大規模な検査実施へ＝中国報道

中国・上海市当局は10日午後に開かれた記者会見で、市内で初めて新型コロナウイルスのオミクロン変異株「BA.5.2.1」が検出されたと発表した。

上海市衛生健康委員会の趙丹丹（ジャオ・ダンダン）副主任は同記者会見で、8日に浦東新（ほうとうしん）区で確認された感染者1人の検体をゲノム解析した結果、オミクロン変異株の「BA.5.2.1」であったと明らかにした。

上海市で最近多くの市中内感染者が確認されていることを受け、市当局は「依然として感染拡大のリスクは非常に高い」とし、市内9つの地区の全域で全住民PCRスクリーニング検査の実施を決定した。12日～14日の間に2回の大規模なPCR検査が行われる。

それとは別に、毎週末1回行われている定期PCR検査も予定通り実施するとした。

一方、上海市衛生健康委員会の発表によると、7月10日の一日で同市において新たに69人の感染者（感染確定6人、無症状感染63人）が確認された。