京畿道・金浦外国語高校の入学試験問題が事前に外部に流出していたことが明らかになった。警察庁特殊捜査課は10日、先月30日に行われた金浦外高の一般入学試験問題が予備校などに流出していたとする疑惑に関連し、ソウル・陽川区木洞の予備校院長を取り調べた結果、学校側から試験問題を入手していたという陳述を確保したと明らかにした。正確な流出経路などを把握するため調査を続ける一方、見返りとして金品授受があった可能性もあるとみて捜査を進める方針だ。また、行方をくらませている金浦外高の入学広報部長を務める教師が試験問題を流出させた可能性が高いとみて、身柄の確保に総力を上げている。
 学校側は入学試験の結果をすべて取り消すことも検討しており、京畿道教育庁などと協議を行った上で、早期に対策方針を決定するとしている。

 入試問題流出疑惑は当初、インターネット上のうわさとして広まった。特定予備校に通う受験生たちが、試験場に向かうバスの中で試験問題を見ていたという書き込みが発端となり、急速に拡散した。金浦外高は新設校で、ソウルから近く、先端の学習施設を備えている。他外国語高校に比べ比較的試験問題が易しいと評価されており、最近、受験生たちの間で人気が高まっていた。入試不正で特別目的高校の入試結果が取り消しになれば、過去に例を見ない事態となる。受験生とその家庭に混乱を招くことは免れない。


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