国防部は9日、2010~2024年を目標とした「国防科学技術振興政策書」を発刊した。国防科学技術開発に関する長期目標を提示した報告書で、今回が初めて出されたもの。国防科学研究所が昨年、同研究所や軍、科学技術シンクタンクの専門家らを対象に調査を実施した結果、韓国の国防科学技術は英米仏など先進国の能力の68%程度で、世界上位10位の水準にあるという評価だった。
先進国に比べた分野別の兵器体系レベルは、地上戦力が92%、情報・電子能力が83%、精密打撃戦力が82%、海上戦力が79%、指揮統制施設が70%などと分析された。一方、特殊兵器と監視・偵察戦力の水準はいずれも40%にとどまっていることが分かり、今後はこうした分野に予算と技術力を集中投入すると政策書は述べる。政府はこれに関連し、ステルス技術と無人戦闘体系の具現技術、人命を殺傷せず電子部品と情報体系センサーを破壊する非殺傷兵器技術も研究中だと説明している。
政府は、2024年までに国防科学技術のレベルを世界上位8位引き上げ、先端兵器体系を独自開発し輸出段階に入るという長期政策目標も示した。2010~2024年には先端兵器体系の開発技術を先進国レベルまで高めるというもの。国防費比に占める研究開発費の割合も現在の4.2%から2014年までに7%程度まで上がる見通しだ。2015~2024年には先端兵器体系を独自に開発できる能力も確保する計画で、国防費比の研究開発費は10%程度で維持される。政府はこれにより、武器輸出国としては現在の世界17位から上位10位のレベルに達すると見通す。
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