大韓サッカー協会、来年のアジアカップ誘致へ…自治体の意向書も受け付け

韓国が2023年アジアサッカー連盟（AFC）アジアカップ誘致に乗り出す。

　大韓サッカー協会は「来年開かれる2023AFCアジアカップ韓国誘致のため今月30日に締め切られるAFCの誘致国協会意向提出に先立ち、20日から国内の各自治体を対象に開催意向受け付けを開始し、本格的な誘致準備に突入した」と20日、明らかにした。

　2023AFCアジアカップは来る10日に開かれるAFC執行委員会で開催国を最終決定する。来年のアジアカップは当初、中国で開催する計画だった。しかし、新型コロナウイルス拡散を理由に、中国が去る5月開催権を返納し開催地を新たに決定しなければならない状況だ。現在、日本、カタール、UAE、オーストラリアが誘致の意志を示した状態だ。

　アジアカップは予選を通過した24か国が参加する。気候により東アジアで開催される場合は来年6月、西アジアで開催される場合は来年1月開催が有力だ。AFCが提示した誘致条件により、グループリーグから準々決勝までは2万席以上、準決勝4万席以上、開幕戦と決勝戦が開催される競技場は5万席以上の収容規模を備えていなければならない。

　1956年に創設されたアジアカップは、4年ごとに開催されるアジア最高権威の国家対抗戦だ。韓国は1956年の第1回大会、1960年の第2回大会で2大会連続優勝して以降は準優勝4回にとどまるなど、一度もチャンピオンになれずにいる。第2回大会の開催以降は韓国で開催されたことはない。

　大韓サッカー協会は「ワールドカップ10回連続進出などアジアサッカー最強国の位相を持っているにもかかわらず、メジャー大会であるアジアカップを長年開催せず、優勝も果たせなかった」とし、「2002ワールドカップに劣らないサッカーの熱気を通じて、国民統合に寄与し、大韓民国の国際イメージの向上、サッカーインフラ拡大及び経済活性化はもちろん、大会優勝まで目標に据えて、アジアカップ誘致に乗り出すことになった」と明らかにした。