製造業の運搬・荷役作業、ことしだけで25人が死亡…雇用部が「集中点検」へ＝韓国

韓国で製造業の運搬と荷役作業において、ことしだけで労働者25人が死亡したことがわかった。直近3年間では、最多の負傷事故が発生していた。

　8日、雇用労働部（部は日本の省に相当）はこの日、現場点検の日に合わせて3大安全措置などを一斉点検していると明らかにした。3大安全措置とは、△転落予防措置　△はさみ込み予防措置　△個人安全装備着用などだ。

　特に、今回の点検は製造業の運搬・荷役作業の核心安全措置を追加し、集中点検している。△有資格者の運転　△危険区域への出入り禁止　△管理監督者の有害・危険防止業務　△事前措置および作業企画書の作成　△重要度外の使用制限などが核心的な安全措置となっている。

　製造業の運搬・荷役作業においては、ことしだけですでに25人の死亡事故が発生した。直近3年間、産業災害調査表の受付現況を分析した結果、10人中2人（19.3%）と最多の負傷事故が発生した。

　雇用部は先月24日、ことしに入り製造業の運搬・荷役作業中に死後事故が急増していることを受けて、製造業全般に「危険情報」を発令して安全措置の履行を強く呼びかけた。