<b>『君はどの星から来たの』のチョン・ユギョンがシナリオを担当</b>
キム・ヒョンジュ の最新ニュースまとめ
ペ・ヨンジュン主演のMBCドラマ『太王四神記』と、ソン・イルグク、チャン・ジニョン主演のSBSドラマ『ロビイスト』と、大作が争っている水木ドラマに、全く異なる色合いのドラマが登場する。
これは11月7日から放送されるキム・ヒョンジュ、キム・ミンジュン主演のKBS 2TV『インスンは美しい』(脚本:チョン・ユギョン/演出:ピョ・ミンス)で、高校時代に偶発的な事故で人を殺し、前科者になったインスンが、出所後、希望を失わずに幸せを探していく過程を描く作品。
華麗なコンピューターグラフィックを誇る歴史ファンジーでもなく、異国的な海外の風景や異色の素材を扱ったりもしない。数百億ウォン台の制作費が投入された大作でもない。しかし、『インスンは美しい』は、異なる種類のブロックバスターだと主張している。
31日午後、ソウル・汝矣島(ヨイド)63ビルで行なわれた制作発表会で、演出のピョ・ミンスPDは「素晴らしいライバル作たちがあるが、『インスンは美しい』は特別な戦略ではなく、独自の道を歩んでいる」「見どころよりもドラマの内容に忠実で、人物それぞれが繰り広げる“感情のブロックバスター”になるはず」と語った。
ピョPDは『青い霧』『孤独』『フルハウス』『君はどの星から来たの』といったドラマで、独特の感性的な演出でマニア層を生んでいる。今回のドラマは『君はどの星から来たの』のチョン・ユギョン作家と再びタッグを組んだ作品だ。
彼は「『君はどの星から来たの』のように柔らかい雰囲気もあるだろうが、キャラクターの内面に、さらに深く踏み込んでいこうと思う」「前科者インスンの厳しく暗い側面と、これを“キャンディ”(少女漫画『キャンディ・キャンディ』の主人公)のように、明るく生き抜いていく側面を同時に描きたい」と伝えた。
彼の言葉のように、殺人犯という最悪の条件を持つ主人公の設定だが、このドラマは真面目であって明るい。本当の幸せという哲学的な主題を、キャラクターの内面に踏み込みながら正統的に描写する。ひたすら憂鬱かと思いきや、時にはコミカルな演出で視聴者の裏をかいたりもする。
ピョPDは「ドラマを作りながら、人間が一番大切ということをよく感じたし、『インスンは美しい』でも、人間が他の何よりも美しいということを伝えようとした」「また、我々が探し求める幸せは、我々の心の中にあるという点を伝えたかった」とつけ加えた。
主演のキム・ヒョンジュ以外に、キム・ミンジュンがインスンの中学の同級生で、出所後恋人関係に発展するユ・サンウ役を演じる。イ・ワンは幼い頃にインスンと姉弟のように育ったクンス役を演じ、荒々しくワイルドな姿を披露する。
このドラマは、時代劇『死六臣』の後続ドラマというハンデを克服しなければならない課題も抱えている。
『死六臣』は事実上、現ミニシリーズの構図上で“非競争部門”に属したような低調な視聴率を記録した。『インスンは美しい』はこれを巻き返し、2つの大作と争わなければならない。
制作会社であるキム・ジョンハクプロダクションの立場からしても、やはり自社作品である『太王四神記』と正面対決を繰り広げるという点が、なんとも複雑だ。
キム・ジョンハクプロダクションのパク・チャンシク理事は、「『インスンは美しい』は前々から準備して色んな苦労をして制作した作品なのだが、『太王四神記』と視聴率争いをすることになり、残念な気持ちだ」「しかし、他のドラマとは確実に異なる、特別な魅力を持っているので、視聴者の皆さんに愛されるはず」と伝えた。
2つのライバル作とは正反対に、人間と幸せについて問いかける『インスンは美しい』が、大作に向けられた視聴者の視線をどれだけ振り向かせられるかに関心が集まっている。
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