オ・セフン の最新ニュースまとめ
中央選挙管理委員会の2日午前7時時点の開票結果によると、国民の力の候補は首都圏3か所のうちソウル市と仁川市で勝利した。ソウル市長に現職の呉世勲(オ・セフン)氏、仁川市長に元職の劉正福(ユ・ジョンボク)氏がそれぞれ当選した。同党は忠清北道、忠清南道、世宗市、大田市の忠清圏4か所をすべて確保したほか、大邱市、慶尚北道、釜山市、蔚山市、慶尚南道、江原道でも勝利した。
大激戦が予想されていた京畿道知事選は、共に民主党の金東ヨン(キム・ドンヨン)氏が国民の力の金恩慧(キム・ウンヘ)氏に競り勝った。共に民主党は光州市と全羅南道、全羅北道、済州道でも勝利した。
与党の圧勝は、有権者が政権運営の安定を選択した結果といえる。地方選は4年に1度で、前回の2018年には共に民主党が14か所で勝利したが、今回は全く逆の結果になった。
国民の力としては、先月就任した尹大統領が早々に韓米首脳会談を行い、新型コロナウイルスの防疫措置で打撃を受けた小規模事業者などに損失補填(ほてん)金を支給する補正予算を成立させたことなどが好材料になった。一方、共に民主党は重鎮による性的事件の疑惑や党内の内紛などが響いた。
国民の力は地方選での勝利を追い風に、少数与党という国会での劣勢をはねのけ、この先の政局で主導権を握りたい考えだ。共に民主党は大統領選と地方選の2連敗を喫したことから、当面は責任の所在や刷新を巡り党内が混乱するとみられる。ただ、最大広域自治体の京畿道を確保したことで、政権けん制の役割を担う可能性は残された。
統一地方選とともに国会議員の補欠選挙も7選挙区で実施され、与党が勝利した。国民の力は4議席を守ったほか、共に民主党から1議席を奪った。共に民主党は3議席のうち2議席を守った。
首都圏では、3月の大統領選で尹氏に惜敗した共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)氏が仁川市の選挙区で初当選した。京畿道の選挙区では国民の力の安哲秀(アン・チョルス)氏が当選を決めた。次期大統領選をうかがう両氏は今後国会で活動する。
これで国会の議席数は国民の力が114議席、共に民主党が169議席となった。
226の基礎自治体首長選では国民の力が145か所、共に民主党は63か所を確保した。
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