米Bloomberg通信は5月31日(現地時間)、「映画『トップガン マーヴェリック』がジャンパーに台湾国旗を掲げ、中国の怒りを買う危険を押し切った」とのタイトルの記事を掲載した。
映画内でマーヴェリック(トム・クルーズ)は台湾国旗が描かれたジャンパーを着用し登場する。これはマーヴェリックの父親が残した遺品で、1960年代の米海軍服務当時、台湾と日本近海で任務を遂行したことを記念したジャンパーだ。
2019年に公開された同映画の予告編でも該当シーンが登場したが、その後、追加で公開された予告編では該当シーンは削除されていた。そのため、「制作会社が中国当局の顔色をうかがったのではないか」との指摘があった。
しかし、「トップガン マーヴェリック」の公開版にそのシーンがそのまま映し出されると、台湾メディアがこの事実を一斉に報道。「台湾の観客はこのシーンに歓呼し、何回も拍手を送った」と伝えた。
Bloombergは「ハリウッドはこれまで中国の圧力に負け、中国社会で不快とされるシーンや台詞を除いてきた。しかし、主人公マーヴェリックのジャンパーの台湾国旗を削除しないとする決定は、少なくともハリウッドの一部経営陣が中国の検閲問題に対して、一歩を踏み出す決意を見せてくれている」と分析した。
なお、映画「トップガン マーヴェリック」は中国当局から公開承認を受けられていないと伝えられた。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 3