外食業界、営業再開の喜びもつかの間、求人難・原価負担に苦戦=韓国(画像提供:wowkorea)
外食業界、営業再開の喜びもつかの間、求人難・原価負担に苦戦=韓国(画像提供:wowkorea)
ソーシャルディスタンスでお客様の確保に苦戦した外食業界が、今度は求人難と原価負担に頭を悩ませている。

自営業者が集まったオンラインコミュニティには最近、求人難を訴える書き込みが相次いで掲載されている。ある自営業者は「社員やアルバイトを募集しても適当な人が応募してこない。最近は飲食店で働こうとする人がいない。人を選ぶのが大変だ。」と吐露した。

また別の自営業者は「時給を上げて募集しても応募者がいない」とし、「スタッフが足りなくて日曜日には店も開けられずキッチン担当も見つからず自分でやっている状況だ。」ともどかしさを表した。

外食業界の求人難は、ソーシャルディスタンス解除で客が殺到し、営業を再開しようとする自営業者の求人が一気に殺到したうえ、求人を探す人が配達や宅配業界にシフトしたことが理由に挙げられる。また、政府からの給付金などで基本的生活が可能になった若年層が求職に積極的でない点も原因の一つとして取り上げられている。

週休手当てなど人件費負担を感じた自営業者が1週間の勤務時間を減らす「アルバイト分割」等に乗り出したために条件のいいアルバイトが少なくなったことが原因という分析もある。

自営業者を苦しめる理由は他にもある。ロシアのウクライナ侵攻の影響で食用油と小麦粉など原価費用が上がり、負担が加重された。ある自営業者は「コロナ初期には一つ4万5000ウォン(約4600円)だった製品が今は倍近い。やむを得ず割り箸の価格まで上げた。」として、今後更なる値上げが心配される。
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