韓国の尹錫悦大統領が就任式で宣誓している様子(画像提供:wowkorea)
韓国の尹錫悦大統領が就任式で宣誓している様子(画像提供:wowkorea)
米国の主要通信社であるブルームバーグ通信は、韓国のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の就任日であるきょう(10日)「2人の元大統領を倒したことで名を知らしめた前職検事出身の尹大統領が、いよいよ試されることになった」とし「歴代で最も低い支持率により任期を出発し、北核危機と経済問題など課題が山積みだ」と伝えた。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

ブルームバーグ通信は「尹大統領は、新型コロナウイルス感染症による経済危機と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記によるミサイル挑発など挑戦に直面した状況の中、1987年の民主化以降、選挙によって韓国で8番目の大統領に就任した」と紹介した。また「保守政党出身の尹大統領は、小与党・大野党という容易ではない国会の状況、外交的な経験不足、低い支持率を克服しなければならない」として、その政治的課題についても伝えた。

ブルームバーグ通信は「ことしの3月、韓国の歴史上最も僅差で勝利した尹大統領は、民間主導の成長拡大、原子力産業の強化、中国と北朝鮮に対するより強硬な態度を明らかにした」と説明した。また「50%を超えることのできなかった支持率で就任する最初の大統領だ」とも伝えた。

つづけて「尹大統領は小与党・大野党という国会状況の中、多数の支持を得ることのできなかった “大統領執務室移転問題”により、就任前に政治的資産を浪費した」と評価した。

また「尹大統領は、就任から10日後にソウルで開催されるジョー・バイデン米大統領との米韓首脳会談で、初めて試されることになるだろう」とし「バイデン大統領は、尹大統領の米国供給網構想への参加・クアッド(Quad・日米豪印の4か国安保協議体)との協力強化の公約などに関心を示すだろう」と報じた。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96