米連邦検察がBKK事件のカギを握るキム・ギョンジュン氏の韓国引き渡し猶予申請に対し、反対意見を裁判所に提出したことが明らかになった。ロサンゼルス所在の連邦検察広報官は23日、記者との通話で「ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)大統領候補側の代理人、金伯駿(キム・ベクジュン)前ソウルメトロ監査が19日にキム氏の引渡し猶予申請書を出したことと関連し、裁判所から意見を提示するよう求められたことから、22日に反対意見を出した」と述べた。
 キム氏は、米国で2004年に逮捕され、韓国に引き渡すとの判決を受けているが、これを不服として人身保護請求を求め控訴していた。しかし今月18日になり控訴取り下げを要請したことから、金伯駿氏は、控訴取り下げの判断を先送りするよう判決猶予申請を裁判所に出していた。その後米連邦第9巡回控訴裁判所はキム氏の控訴取り下げを認めている。

 広報官は「猶予申請も棄却されると予想されるが、それとは関係なく、控訴裁判所の決定に基づき、適切な引き渡し手続きが進められるだろう」と話している。キム氏が韓国に戻らない可能性についても、キム氏が心変わりしたり身辺に異変があるなど特別な事情がない限り、そうした可能性はほとんどないとしている。


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