韓国で「北朝鮮は5月以降、核実験やICBMの追加試験発射・軍事衛星発射に乗り出すだろう」という分析が公開された(画像提供:wowkorea)
韓国で「北朝鮮は5月以降、核実験やICBMの追加試験発射・軍事衛星発射に乗り出すだろう」という分析が公開された(画像提供:wowkorea)
北朝鮮はことしに入り12回目のミサイル試験発射を実施するなど、朝鮮半島の緊張レベルを高める中「北朝鮮は5月以降、7回目の核実験をはじめとしてICBM(大陸間弾道ミサイル)の追加試験発射と軍事衛星発射に乗り出すだろう」という分析が公開された。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

韓国国防研究院(KIDA)安保戦略研究センターのイ・サンミン北朝鮮研究室長はきょう(28日)「北朝鮮の核・WMD(大量破壊兵器)の能力評価および我々の対応」というテーマで開かれた “2022上半期・北朝鮮軍事フォーラム”で「北朝鮮が2017年まで弾道ミサイルの試験発射と核実験により戦略的挑発水位を高めていた状況が、ことし圧縮されて再現されるものと予想される」と語った。

イ室長はこの日、“北朝鮮の核ミサイル開発の展望および軍事的対備方向”というタイトルによる発表で「北朝鮮の戦略的挑発の背景として、経済制裁を回避すると同時に軍事的成果を誇示する必要があり、ICBM技術を用いた軍事衛星発射は、軍事力増強とキム・ジョンウン(金正恩)総書記の功績づくりの政治的広報に有利だからだ」と診断した。

また「軍事的にも依然として、北朝鮮の対米核抑止力の具現が制限される状況の中、核能力の高度化は必須であり、核物質の生産量拡大および作動可能な戦術核の開発が必要だ」と分析した。

特に「北朝鮮は5~9月に、核実験および9・19南北軍事合意の破棄宣言に乗り出す可能性がある」と推測した。

ただイ室長は「北朝鮮は、挑発だけを続けることはできないだろう」とし「中長期的に局面の転換を図るだろう」と語った。

「局面転換の時期」としては、まず11月8日の米国中間選挙や、2024年の次期米大統領選挙をあげた。

Copyright(C) herald wowkorea.jp 96