韓国産業通商資源省の呂翰九 産業通商本部長(画像提供:wowkorea)
韓国産業通商資源省の呂翰九 産業通商本部長(画像提供:wowkorea)
CPTPP(TPP11・環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定)加盟国の駐韓大使たちは「韓国の加入申請を積極的に支持する」という立場を表明した。

CPTPPは、日本とオーストラリアなどアジア・太平洋地域11か国が結成した多国間FTA(自由貿易協定)で、2019年基準で全世界の貿易規模の15.2%を占める巨大経済協議体である。

韓国は昨年12月13日にCPTPP加入の意志を公式化した後、今月15日には対外経済関係相の書面会議を通じて、部署(省庁)内の意思決定手続きを終えたが、最後の関門である国家報告でストップしている状態である。

産業通商資源部(経済産業省に相当)は「28日ソウル・ロッテホテルで、ヨ・ハング(呂翰九)産業通商本部長の主宰により開かれた懇談会において、CPTPP加盟国の駐韓大使たちは韓国の加入申請の決定に対し支持の意思を表した」と明らかにした。

CPTPP加盟国の駐韓大使たちは「韓国は、CPTPPの加入資格を十分備えた有力な加入候補国」という点に同意し、今後の加入申請時には速やかな加入手続き進行のため協力することで一致した。特に彼らは「韓国の加入は、アジア・太平洋地域を代表する通商プラットホームとして発展するのに役立つだろう」と期待した。

ヨ本部長は「今月15日、対外経済相会議でCPTPP加入推進計画が議決されたことにより、重要な一歩を踏み出した」とし「国会報告など、国内の手続きを速やかに終えるため努力していく」と強調した。つづけて「わが国はアジア・太平洋地域の代表通商強国であり、産業・技術強国として韓国のCPTPP加入が域内の供給網強化に貢献することだろう」と付け加えた。

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