最初のトラック「The World Is My Oyster」はファッションショーのランウェイを連想させる強烈なリズムとサイケデリックなムードが調和を成した歌だ。アルバムと同名のタイトル曲「FEARLESS」はパンクベースのオルタナティブポップジャンルの曲で、世の視線に揺るがず恐れることなく進むというメッセージを盛り込んでいる。ボールドなベースリフとグルーヴのあるリズムはパフォーマンスに対する期待感まで増幅させる。
メンバーのキム・チェウォン、ホ・ユンジが作詞に参加した「Blue Flame」は洗練されたメロディで神秘的な雰囲気を醸し出すディスコ-パンクスタイルの曲だ。「The Great Mermaid」は童話「人魚姫」を「LE SSERAFIM」の視線で再解釈した歌で、「欲しいものはすべて手に入れる。それでも私を水の泡にすることはできない」という歌詞が印象的だ。イソップ物語の中の「すっぱい葡萄」の物語からモチーフを得た「Sour Grapes」は、愛に対する純粋な好奇心と自分自身をより大切にする利己的な面が共存する心理を歌う。