韓国統一部、北朝鮮の軍事パレードは「あらゆる時間帯に開催される」＝引き続き、動向注視

韓国統一部（部は省に相当）は25日、北朝鮮が深夜に軍事パレードを開催しなかったことについて「過去の事例を見ると、北朝鮮は特定時間帯に一律に軍事パレードを行うのではなく、あらゆる時間帯に軍事パレードを行って、事後報告していた。そのため、関連動向を引き続き注視している」と述べた。

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　統一部のチャ・ドクチョル報道官職務代理は25日、定例ブリーフィングで「現時点で、軍事パレードを開催したとの情報は入っていない」として、このように明かした。

　当初、軍や情報機関などの話では、北朝鮮朝鮮人民革命軍90周年にあたるこの日に合わせて、軍事パレードを開催するとの可能性が浮上していた。実際、軍事パレードが行われるキム・イルソン（金日成）広場には最大2万人が集まり、戦車や移動式発射車両などの装備も続々と集まっている動向が捉えられていた。

　統一部は、軍事パレードがこの日真夜中に始まらなかった理由について「情報事項に払拭する部分であるため、統一部として回答することはできない」と明確な説明を避けた。

　ただし、過去の事例を見ると、記念式当日の午前または午後に軍事パレードが開催された例もあるため、北朝鮮の動向を引き続き見守る必要があると強調した。

　一方、キム・ジョンウン（金正恩）氏の執権後、深夜に軍事パレードが開始されたのは2020年10月10日、2021年9月9日。この場合、当日朝に「労働新聞」などがこの事実を報道し、当日午後には録画中継を通して現場のようすを公開していた。