キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
キム総書記は親書を通じて「今となってみると残念なことが多かったが、これまで傾けてきた努力を基に、南と北が引き続き尽きることのない努力を注いでいけば、いくらでも南北関係が民族の期待通りに改善され発展することができるという考えに変わりはない」と伝えた。また「平和と繁栄のため共に過ごした日々が、感慨深く思い出される」とし「我々が望んでいたところまでは成すことはできなかったが、南北関係の一里塚となる歴史的な宣言と合意を結び、これは消すことのできない成果だと評価する」と伝えた。
これらは、ユン次期政府を直接言及したものではないが、事実上ユン氏に対して「対話の努力を続けよう」というメッセージである。「文大統領とキム総書記が進めてきた南北関係の進展のための努力をふりだしに戻すな」という意味だとも解釈できる。
一方、文大統領も親書を通じて、次期政府にメッセージを発信した。文大統領は「対話の進展は次期政府の役目となり、キム総書記が朝鮮半島の平和という大義を抱き南北協力に臨むことをお願いする」と伝えた。また「名残惜しい瞬間があふれる記憶とともに交差するが、それでもキム総書記と手をとり朝鮮半島の運命を変える確かな一歩を踏み出したと思う」と伝えた。さらに「南北の対話が望んだところまで届かなかったことは残念だ」とし「対話により対決の時代を越えなければならず、米朝間の対話も速やかに再開されることを希望する」と伝えた。文大統領は今月20日に親書をキム総書記に送り、キム総書記はその翌日に返答の親書を送った。
ユン次期政府のクォン・ヨンセ(権寧世)統一相候補者はきのう(22日)、今回の親書交換について「これは必ず文大統領ではなく、新政府に聞かせる内容もかなり含まれていると判断する」とし「基本的に、南北関係の信頼や南北関係の進展に対して否定的に見ていないという内容が把握できる。そのような点で非常に肯定的だ」と語った。
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