「南北親書」文大統領、退任後に対北朝鮮特使担当か=韓国(画像提供:wowkorea)
「南北親書」文大統領、退任後に対北朝鮮特使担当か=韓国(画像提供:wowkorea)
退任を控えたムン・ジェイン(文在寅)大統領が、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)国務委員長と任期中に最後の挨拶を交わした親書を交換していたことが22日、確認された。特に、「朝鮮半島平和のために共にする」と言及するなど、退任後も対北朝鮮問題仲裁者の役割を自任するという内容が含まれ、注目されている。

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文大統領は最近、金委員長に送った親書で「南北対話が希望するところにまで至っていない」と示しながらも「対話で対決の時代を越えなければならず、米朝対話も早期に再開されなければならない」と希望した。

同時に任期中にあった板門店宣言および9・19平壌共同宣言に触れ、「金委員長と手を取り、朝鮮半島の運命を変える確実な一歩を踏み出した」と評価した。また「対話の進展は次期政府の役割であり、金委員長が朝鮮半島平和という大義を保ち、南北協力に臨んでほしい」と要請した。

このような内容は、退任後に文大統領が対北朝鮮問題解決のための役割を果たすことができると解釈される。これまで「忘れられた人」「現実政治には関与しない」と発言してきたのとは違う。

一部で提起された文大統領の対北朝鮮特使も務めることもあり得るという分析だ。

大統領府の主要関係者は「大統領の未来の役割について話すことは難しく断言することは難しい」としながらも「(文大統領が)朝鮮半島の平和、統一、非核化、民族の問題解決について前職大統領としての役割を果たすこともある」と述べた。

南北間の親書交換は、北朝鮮メディアを通じて初めて確認された。同日、朝鮮中央通信は文大統領が今月20日に金委員長に親書を送り、翌日返事を送ったと報じた。

朝鮮中央通信は両首脳が「お互いが希望を抱いて努力を傾けていけば、南北関係が民族の念願と期待に合わせて改善され発展するということについて見解を共にした」と明らかにした。さらに、南北首脳の親書交換が「深い信頼心の表示」と評価した。

しかし、この内容は北朝鮮住民が読む労働新聞には掲載されなかった。
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