慶尚南道が、玄界灘をはさんで向かい合う韓日の自治体交流会議で、「李舜臣プロジェクト」の推進に必要な史料を双方の自治体に要請し、来年に慶尚南道で開かれるラムサール総会への積極的な参与を求めた。
 慶尚南道が22日に明らかにしたところによると、韓日海峡沿岸情報ネットワーク第16回知事会議が同日から24日までの日程で佐賀県唐津市で開かれる。会議には慶尚南道、釜山広域市、全羅南道、済州特別自治道、福岡県、佐賀県、長崎県、山口県の8自治体の知事をはじめ関係者らが出席する。

 初日の会議では、開催地である佐賀県からの経過報告と歓迎あいさつの後、各自治体の代表が国際交流増進と今後の知事会議発展に向けた意見発表などを行った。

 この席で慶尚南道の金台鎬(キム・テホ)知事は、「南海岸を第2の地中海として造成することにし、南海岸時代プロジェクトの主要拠点になる都市を、世界的観光レジャー都市、海洋物流ビジネス都市、臨海先端産業都市として育成するため、産業・観光・インフラ・環境の4部門別に具体化していく」との計画を明らかにした。

 金知事はまた、「李舜臣プロジェクト」のうち亀甲船復元事業をスタートさせたとし、事業の成功的な遂行のため各自治体から有用な史料を送ってほしいと要請した。プロジェクトは李舜臣(イ・スンシン)将軍と壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を有・無形資産に発展させることを目的に、資料館や亀甲船の復元など8大戦略事業を進めるもの。

 金知事はこのほか、来年10月に慶尚南道昌原市で開かれるラムサール条約締約国総会への関心と参与にも期待を示した。


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