渓谷殺人事件、容疑者への取り調べ2日目…自白を得られるか=韓国(画像提供:wowkorea)
渓谷殺人事件、容疑者への取り調べ2日目…自白を得られるか=韓国(画像提供:wowkorea)
渓谷殺人事件の容疑者イ・ウネ(31・女)、チョ・ヒョンス(30)への検察による取り調べが2日目に入り、死亡保険金請求と殺人との関連性の究明に力をそそいでいる。

17日、インチョン(仁川)地検によると、検察は16日にキョンギ(京畿)道コヤン(高陽)市のオフィステルで逃走123日目にして2人を逮捕し、被疑者取り調べを再開した。2日目のこの日、検察は渓谷殺人など3つの事件(容疑は4件)の犯行の証拠についての陳述を受けている。

イ容疑者は内縁関係のチョ容疑者と共謀し、2019年6月頃、京畿道カピョン(加平)郡のヨンソ渓谷で泳げない夫ユンさん(当時39歳)に救命道具がないままダイビングするよう強要した後、ユンさんの助けを求める声を無視して殺害した疑いを受けている。2人は同年2月、カンウォン(江原)道ヤンヤン(楊陽)郡のペンションでユンさんにふぐの白子や血を混ぜた物を食べさせて殺害しようとした容疑(殺人未遂)、5月にはヨンイン(龍仁)市の釣り場でユンさんを水死させようとした疑い(殺人未遂)も受けている。加えて2019年11月に遂に殺されたユンさんの死亡保険金8億ウォンを保険会社に請求した疑い(保険詐欺防止特別法違反未遂)も受けている。検察はイ容疑者が夫であるユンさん名義の生命保険の死亡保険金を受け取るためにチョ容疑者と犯行に及んだと見ている。

これに先立ち、仁川地検は2020年12月、ウィジョンブ(議政府)地検コヤン(高揚)支庁から渓谷殺人事件を移送され、1年間に渡り再捜査を行った。検察は捜査の終局段階である昨年12月13日、不拘束立件された2人を1次召喚して調査し、翌日2次調査を進める予定だったが容疑者が逃走して中断していた。

その後、検察は今年初めに彼らを指名手配、続いて3月30日から公開捜査に切り替え、仁川警察署と合同検挙チームを設立して検挙に力をそそいだ。検挙チームはイ容疑者の父親と連絡を取り、協力を得て16日午後12時25分ごろ検挙に成功した。
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