釜山の米国領事館が閉鎖から9年ぶりに再設置され19日から運営を開始した。駐韓米国大使館は同日午前11時、釜山市蓮堤区蓮山洞の領事館が入居するビルで、バーシュボウ駐韓大使、許南植(ホ・ナムシク)釜山市長ら関係者らが集まる中で開所式を行った。
 釜山領事館の設置は、昨年7月にマレーシア・クアラルンプールで開かれた韓米外相会談での合意を受けたもの。釜山には中区大庁洞の米国文化院(現釜山近代歴史館)に領事館が設置されており、ビザ発給などの業務を行っていたが、本国の経費節減方針を受け1998年8月に閉鎖されていた。今回の再開設は9年ぶりとなる。

 開所式でバーシュボウ大使は、「米国大使館はソウル以外の地域とも協力を強化しており、釜山領事館がそうした役割をすることを期待している」と祝辞を述べた。

 釜山領事館は米国人領事1人と韓国人職員2人の小規模なもので、ビザ発給業務は取り扱わず、文化交流と留学・移民情報の提供などの機能を担当するにとどまる。このため、釜山・蔚山・慶尚南道地域の住民も、米国ビザ発給を受けるためにはソウルにある大使館を訪れなくてはならない。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0