韓国政府が先月21日から海外入国者に対して実施していた7日間の自主隔離を免除したことで、韓国航空社の国際線月間旅客数が今年に入って初めて20万人を超えるなど、早いテンポで回復している。今年1・2月の韓国航空社の国際線旅客数は、それぞれ19万2511人、18万175人だった。
今月に入ってからは旅客数がさらに爆発的に増加している。4月1日から3日まで仁川空港を利用した乗客は6万1214人(出発合計)で、前週比25.1%増えた。
貨物運送で収益を上げていた大手航空会社(FSC)とは違って、赤字を免れなかったLCCは、久しぶりに活気を取り戻す雰囲気だ。旅客需要の増加に歩調を合わせ、路線の拡大も進めている。
済州航空は来月から路線数を8路線から14路線に増やし、運航回数も88回から174回に拡大する。東南アジアを代表するリゾート地であるベトナムのダナンとニャチャンをはじめ、フィリピンのボホール、マレーシアのコタキナバルなどで新たに運航を開始する。
ティーウェイ航空も5月から日本(週1回)、東南アジア(週2回)路線の再運航に乗り出す。代表的なリゾートである仁川~グアム路線は23日から運航を再開する。今月は週2回運航し、5月からは週4回ずつ運航する。週2便運航中の仁川~サイパン路線も5月からは週4便に増便する。
ジンエアーも今月16日から週2回の日程で釜山~グアム路線の運航を再開する。
エアソウルは5月と6月、それぞれダナン、ニャチャン路線で週4便の運航再開を計画している。先月末にはサイパンに新規就航した。さらに、上半期内にボラカイとコタキナバル路線の運航を再開し、フィリピン路線の新規就航も進める予定だ。
またLCCは国土省から2年ぶりに新規運輸権も配分された。国土省は前日、航空交通審議委員会を開き、昨年、航空会談を通じて確保した運輸権を国内の航空会社に配分した。
「目玉路線」とされる仁川~モンゴルのウランバートル路線には、済州航空(週4便)とティーウェイ航空(週3便)が新規に進入した。襄陽(じょうよう)~中国成都路線はフライ江原が、清州~フィリピンマニラはイースター航空が運輸権を獲得した。エアプレミアはドイツ路線の運輸権を配分され、今後中距離市場の攻略に拍車をかけることになった。
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