文大統領、5月9日に大統領府を離れる予定＝韓国

韓国のムン・ジェイン（文在寅）大統領が来月9日に執務を終えた後、大統領府を離れる予定だと、パク・ギョンミ大統領府報道官が15日、明らかにした。

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法的に5月9日午前0時までは文大統領の任期が保障されるが、翌日から大統領府を全面開放するというユン・ソギョル（尹錫悦）次期大統領の意志を尊重したものとみられる。 このため、文大統領は9日夜はソウルの某所で過ごした後、10日にソウルヨイド（汝矣島）の国会で開かれる尹次期大統領の就任式に出席し、故郷のキョンサンナムド（慶尚南道）ヤンサン（梁山）の私邸に発つ予定だ。

歴代大統領の任期最終日を見ると、故キム・ヨンサム（金泳三）元大統領、キム・デジュン（金大中）元大統領は任期最後の午前0時になる前に私邸に戻り、翌日の大統領就任式に出席した。 一方、私邸がソウルではなく故郷にあった故ノ・ムヒョン（盧武鉉）元大統領は、イ・ミョンバク（李明博）元大統領の配慮で任期最終日の夜を大統領府で過ごし、大統領就任式に出席した後、私邸に向かった。 盧前大統領夫妻も大統領府の内部工事のため、任期最終日直前に大統領府を空けて外部で過ごし、新任大統領に配慮した。

来月3日、文在寅政府最後の閣議では、歴代大統領の肖像画とともにかかる文大統領の肖像画が公開される。 文大統領の肖像画は、地方で活動するある青年画家が描き、大統領に贈ったという。

一方、文大統領とキム・ジョンスク（金正淑）夫人は25日、コロナワクチンの4次接種を実施する予定だ。 パク報道官は「60歳以上の国民の接種を促す意味もある」と説明した。