安哲秀委員長が引継委員会に復帰…「任期が終わるまで最善を尽くす」＝韓国

韓国第20代大統領職引継委員会のアン・チョルス（安哲秀）委員長は15日、「引継委員長としての任務は国と国民の未来のための重要な仕事であるため、任期が終わるまで最善を尽くし国のための仕事を完遂する考え」と述べた。

安委員長はきょう午前、引継委員会の事務室に出勤する際に取材陣に会い、「共同政府の精神が毀損（きそん）されるようなことがあったが、再び国民に失望を与えるようなことがあってはいけないということで認識を共にした」と明らかにした。

これに先立ち、安委員長は前日、ユン・ソクヨル（尹錫悦）次期大統領の初代内閣人選に対する反発から公開日程を全面キャンセルし、引継委員会に欠席した。しかし夕方に尹次期大統領と夕食会を行って葛藤を修復し、きょうは通常通り日程をこなしている。

安委員長は、「今後、国政全般において人事や政策について深く議論することにした」とし、「特に保健・医療、科学技術、中小ベンチャー、教育の分野においては私がより専門性を持っているため、深い助言を行って関与することにした」と付け加えた。

安委員長は午前9時に幹事団会議を主宰した。この席には尹次期大統領も参加し安委員長に力を与えた。安委員長は、「尹次期大統領の期待に応え、私も最善を尽くして韓国の未来を新しく開く国政課題を作っていくことを誓う」と主張した。