「韓国渓谷殺人」指名手配の容疑者、保険会社の担当者と「共犯」の可能性浮上(画像提供:wowkorea)
「韓国渓谷殺人」指名手配の容疑者、保険会社の担当者と「共犯」の可能性浮上(画像提供:wowkorea)
韓国で発生した「渓谷殺人事件」の容疑者イ・ウンヘ(31)と内縁の夫チョ・ヒョンス(30)が、行方をくらましている理由について、犯罪科学研究所が分析した。

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 13日、KBS1「ザ・ライブ」に出演した犯罪科学研究所のピョ所長は、公開捜査となってから15日が経過しても容疑者が捕まらないことについて「被疑者の犯罪生活の経験、金、協力者まで3つの条件がすべて合わされば、長期間逮捕されない可能性もある」と述べた。

 また、イ容疑者は若いころから犯罪を繰り返していた点を挙げて「スマホやクレジットカードを使用しなくても生きていける経験があり、逃走する前に資金を集め、経路も確認していたとみられる。協力者については疑問が残るが、可能性は十分にある」と説明した。

 ピョ所長は「協力者は長期間、信頼関係を形成するものではない。利害を中心に結びつけられているため、万が一、巨額の懸賞金がかけられ自身の安全が確保されるならば、情報提供する可能性もある」と強調。

 また、夫で死亡したユン某氏の名義でイ容疑者に保険金が入るよう保険設計がなされていた点をピョ所長は疑問視。「8億ウォン(約8000万円)の生命保険加入を勧め、かなり疑わしい状況が続いていたなかで、契約が維持されていた」とし、「その人(保険会社の社員)はイ容疑者と親しい人物で、イ容疑者やチョ容疑者と一緒に旅行していたことも確認された。つまり、それらを総合的に見ると相当注目すべき人物であり、共犯の可能性も高い」と指摘した。

 一方、イ容疑者は当時内縁の夫だったチョ某容疑者(男)と共に2019年6月30日午後8時24分ごろ、ガピョン(加平)郡のヨンソ渓谷で夫のユン某氏(39)を殺害したとみられており、同年2月と5月にもユン氏を殺害しようと殺人未遂事件を起こしたと伝えられている。

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