金正恩氏(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
金正恩氏(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が故金日成(キム・イルソン)主席の生誕110年(15日)を前に、左遷された一部の軍幹部らを昇格させた。軍の士気を高め、体制結束を図る狙いとみられる。朝鮮中央放送が14日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の命令として伝えた。

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 今回の人事は大将6人、上将3人、中将16人、少将70人という大規模なものだった。

 国防相だった金正寛(キム・ジョングァン)氏は昨年半ば、国防省第1次官に左遷され階級は次帥から上将へと2階級降格されたが、今回大将に昇格となった。金明植(キム・ミョンシク)海軍司令官も昨年7月、大将から上将、同年12月に上将から中将に降格したが大将に返り咲いた。

 チョン・ギョンテク国家保衛相の場合、2020年5月に大将に昇進し、4か月後に上将に降格になったが、今回大将となった。チョン氏は金正恩氏が関心を持つ「韓流」など非社会主義と外部文化の流入阻止の指揮を執っており、その功労が認められたとみられる。

 金正恩氏は「共和国武力の核心である指揮成員が党と革命に無限の忠誠心を持ち、革命武力を最精鋭化するための名誉ある闘争で自身の役目を果たすと信じる」と述べた。


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