韓国でXL変異初確認、3回目感染者は37人(画像提供:wowkorea)
韓国でXL変異初確認、3回目感染者は37人(画像提供:wowkorea)
韓国でオミクロン(BA.1)とステルスオミクロン(BA.2)の組換え変異である「XL」が初めて確認された。新型コロナ再感染率は、累積感染者の0.284%(2万6239人)、このうち3回感染した人は37人であると集計された。

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防疫当局は今月18日、「ポストオミクロン」体系転換後、高齢者の管理に集中することにし、ワクチン3回目接種を終えた60歳以上の高齢者に対し、4回目接種を推進する予定だ。

△XL、オミクロン派生型17の変異の1つ

イ・サンウォン中央防疫対策本部疫学調査分析団長は、12日定例会見「オミクロン組換え変異XL 1件が、国内で初めて感染確認された」とし、「XL組換え変異は、世界保健機関(WHO)でオミクロンに分類され、影響も制限的だと判断している」と述べた。

当該感染者は3回目接種を完了したが、先月23日に陽性判定を受け、頭痛や喉の痛みなどの症状があらわれた。同団長は、「隔離治療中、特別な異常状況はなく、回復したと判断される」とし「感染推定時期に海外旅行歴はなく、その他は調査中」と説明した。

XL変異は、オミクロンBA.1とBA.2の遺伝子が組換えされた派生変異であり、系統が確認されたXAからXSまでの17種類の組換え変異の一つである。ことし2月、英国で初めて発見、英国だけで66件が確認された。中央防疫対策本部は世界的に増加しているXE、XJなど組換え変異についても流入可否を監視中だとも伝えた。

ステルス・オミクロンの検出率は、80%台まで上昇した。当局が発表した4月第一週目(4月3日~9日)の新型コロナ週間の発生状況によると、ステルス・オミクロン変異の韓国国内検出率は85.2%で、前週対比17.5ポイント上昇した。ステルス・オミクロン変異検出率は「3月第三週41.4%→3月第四週56.3%→3月第五週67.7%→4月第一週85.2%」など、着実に増加している傾向にある。

△予防効果低下、高齢者4回目接種

防疫当局はこの日、3回目ワクチン接種から3か月以降、感染予防効果は50%以下に減少すると説明した。特に60歳以上の高齢者が3回目接種後、予防効果が落ちており、13日に4回目接種詳細計画を発表する計画だ。新規感染者のうち高齢者の割合は、最近20%前後を記録し、増加傾向を見せている。

再感染の事例も増えている。防疫当局はこの日、感染者全数調査(2020年1月~2022年3月19日)の結果、再感染推定事例は2万6239人で、全体感染者(924万3907人)の0.284%を占めたと明らかにした。

2回感染者は2万6202人、3回感染した人は37人だった。再感染後、重症者は14人、死亡者は15人で、累積重症化率は0.10%、致死率0.06%を記録した。全体感染者の重症化率と致死率に比べ、それぞれ63%、50%と低い水準だ。

パク・ヨンジュン中央防疫対策本部疫学調査チーム長は「ことし2月、オミクロン大流行以来、新規感染者規模がかなり増加した」とし「今後この影響は少なくとも45日以降に現れるだろうし、再感染規模も大きく増加するだろう」と見通した。

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