キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ
韓国メディア「連合ニュース」によると、労働党機関紙の労働新聞は8日、朝鮮美術博物館で金総書記の党・国家最高地位推戴10周年を記念する中央美術展示会が開幕したと、9日付で報じた。
展示会には2020年の党創建75周年を記念した深夜の閲兵式を描いた油絵「10月の慶祝広場」をはじめ、朝鮮画(東洋画)「香道の明かり」、版画「敬礼を受けなさい」など、金総書記を称える多彩な作品が掲げられた。
絵以外にも彫刻や金属工芸などが展示された。労働新聞に掲載された展示会の写真からは、発射準備を終えた大陸間弾道ミサイル(ICBM)をイメージした工芸作品も捉えられた。
金総書記の関心事だった普通江沿いのテラス式住宅区建設や、三池淵市での建設などを描き、国民の生活を心配する指導者としての姿を強調した。
開幕式にはイ・イルファン党宣伝扇動書記やスン・ジョンギュ文化相らが出席した。
スン文化相は開幕のあいさつで「国力が最高の境地に上がり、共和国の戦略的地位が飛躍的に上がった今日の目覚ましい現実」を強調し、「これは金総書記を最高の地位に導いたことによる『無償の幸運であり光栄』だ」と主張した。
同日、金総書記推戴10周年を記念した青年スピーチ会も開かれた。
社会主義愛国青年同盟幹部や学生らは8日、青年中央会館に集まり、金総書記の功績を称える発表を行った。
彼らは2013年、金総書記の偶像化作業のために新たに発表した歌「私たちは、あなたしか知らない」を合唱した。
会合にはリ・ドゥソン党勤労団体部長とムン・チョル青年同盟中央委員長が出席した。
金総書記は2011年12月に父親のキム・ジョンイル(金正日)総書記が死去した後、同月30日に北朝鮮軍最高司令官に推戴され、事実上政権を握ったと評価されている。しかし、公式的な執権時期は、2012年4月11日に労働党第1書記、4月13日に国防委員会第1委員長に推戴された時からだと言われている。
金日成主席の生誕(4月15日)110周年を記念する行事も続いている。
8日、平壌テコンドー殿堂で「万景台全国武道選手権大会」が開催された。
全国40余りの団体から選抜された約600人の選手が参加し、テコンドーやウーシュー、囲碁など多様な種目を競っている。大会は18日まで開かれる。
また同日、切手展示場で切手の展示会が開かれ、各地方では金主席の業績を称える論文発表と討論会が行われた。
この他にも朝鮮中央通信によると、今月6~8日に平壌面屋で料理祭、7日には国家美術展覧会、6日には中央写真展覧会と国家産業美術展示会が開かれた。
10~18日に平壌各地では「第7回4月の春人民芸術祭典」が、10~20日にはオンライン国際芸術イベント「第32回4月の春親善芸術祝典」が開催される予定だ。
北朝鮮は国内外で困難に直面している状況で、金正恩政権10周年と金日成生誕110周年など、定周年(5、10年と区切りのよい年)が重なる今年4月に各種の慶祝行事を集中することで、住民の団結と愛国心を高めている。
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