金院長は、国会国防委員会による国防部・合同参謀本部に対する国政監査で答弁に立ち、「NLLは、この50年間犠牲と覚悟の上に守られてきた海上境界線、海上領土線だ」と述べた。その上で、これはKIDA全体の意見だと強調した。
これに先立ち、KIDAの徐柱錫(ソ・ジュソク)責任研究員が8月、「憲法第3条には『大韓民国の領土は朝鮮半島とその付属諸島とする』と記述されている。陸地に隣接した北方限界線の南北の水域はすべて大韓民国領土であり、この線が領海線を意味するというのは憲法に反する主張だ」とする内容の文章を日刊紙に寄稿している。これについて金院長は、「一個人の意見。大変不適格な内容を私見で掲載してお騒がせし、院長として申し訳ない」と謝罪した。
KIDA側は金院長の答弁後に報道資料を発表し、「国防研究院はNLLが過去50年間、韓国軍が確固として守り抜いてきた実質的な海上境界線であるという見解を持っている。金院長の答弁もこうした立場から、NLLが実質的海上境界線であると強調したものだ」と述べている。
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