日本政府が世界文化遺産登録に向け佐渡島の金山をユネスコに推薦したことを受け、徐氏はインターネット上で1か月間、登録反対の署名活動を展開。こうして集めた韓国人の声を、ユネスコ事務局長とユネスコ世界遺産センター長、190カ国あまりのユネスコ加盟国、世界遺産委員会の21委員国、ユネスコ諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)の全参加国に伝達した。
徐氏は「強制動員という加害者の歴史を隠したまま世界遺産登録を狙う日本政府のたくらみを、ユネスコ側にしっかり知らせたかった」と説明した。世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産の一つで朝鮮半島出身者の強制労働があった端島炭坑(軍艦島)の例を挙げ、「強制労働(の事実)を知らせるという約束をいまだに履行していない日本政府の二重的な態度」も指摘したという。
また、「ユネスコ側に対し、日本の歴史歪曲(わいきょく)にこれ以上だまされず、今回はユネスコの普遍的な価値に釣り合う賢明な判断を下してほしいと要請した」と述べた。
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