0~9歳の「半分」が新型コロナ感染...子どものワクチン接種率は0.5%にとどまる=韓国防疫当局(画像提供:wowkorea)
0~9歳の「半分」が新型コロナ感染...子どものワクチン接種率は0.5%にとどまる=韓国防疫当局(画像提供:wowkorea)
韓国の新型コロナウイルスの新規感染者が3日に23万4,301人を記録して減少傾向が続く中、満0~9歳の乳・幼児および小児の感染率は50%に迫っている。これは韓国全体の感染率の2倍に達する水準だ。一方、先月31日から始まった満5~11歳の小児に対するワクチン接種率は0.5%にとどまっている。

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 また、8週間間隔の1・2次接種の間隔を考慮したときの予防効果は、6月以降に期待することができるが、現在の感染速度が続けば、5月中旬には0~9歳の感染率が80~90%に達する見通しだ。

 中央防疫対策本部によると、同日午前0時基準の新型コロナウイルス新規感染者は23万4,301人(累計感染者1,387万4,216人)と集計された。全人口(5,131万7,389人)に比べると感染率は27.0%を記録している。

 特に、満0~9歳の人口である362万4,712人のうち173万9,783人がこれまでに感染したことが確認され、感染率は実に48.0%に達している。これらの年齢層は2人に1人が感染・回復した計算になる。

 韓国政府はこれらの年齢層が集団生活をしてワクチン未接種群であるため感染に脆弱(ぜいじゃく)であるとし、先月24日から満5~11歳を対象とした小児用ワクチン接種の事前予約を進めているが、予約率は1.6%にとどまっている。

 また、同月31日から開始したワクチン接種は、該当年齢層の人口306万7,614人のうち1次1万4,474人、2次909人などが接種するにとどまった。接種率は1次基準で0.5%に過ぎない。

中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長はこれについて、先月31日の定例会見で「5~11歳の予防接種は疾病管理本部と関連学会など専門家集団の諮問などに基づいて決定することになる」とし「重症の危険が高い高危険群に先に積極的に勧告される事項であり、そうでない一般小児らは自律接種が勧告される状況」と説明した。続けて、「既存の予防接種とはシステムと勧告の強度が異なるため差がある」と付け加えた。
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