妊娠中に中絶薬を飲んで出産した子どもを便器の水に落として死亡させた20代女性が裁判にかけられた。

全州地検は29日、乳児殺害の疑いで女性A(27)を拘束起訴したと発表した。

女性は今年1月8日午後6時45分ごろ、チョルラポクド(全羅北道)チョンジュ(全州)市の自宅にあるトイレで、出産した男児を便器の水に約23分間入れて死亡させたとして起訴された。

女性はインターネットを通じて違法に中絶薬を購入して服用し、薬を飲んだ後、3~4日後に腹痛を感じて自宅のトイレで早期出産した。当時、女性は妊娠32週目だった。

犯行を隠すことにして「赤ちゃんが生まれたのに息をしていない」と119番に通報し、病院に運ばれた赤ちゃんはまもなく死亡した。

病院に到着した赤ちゃんは応急手当を受け、自発呼吸を始めたが、Aと夫のB(42)は延命治療を拒否した。

しかし、捜査機関は、医師の所見や堕胎薬の購入状況などを根拠に、女性が故意に死亡させたものと判断した。

女性は「子どもはすでに亡くなっていた」と容疑を否認していたが、警察の追及を受け、「子どの息が止まるまで便器から出さずに待っていた」と認めた。

調べによると、事実婚の関係にあったAとBは、昨年末ごろに妊娠していたことが分かり、一緒に病院を訪れた。しかし、堕胎の可能期間が過ぎており、犯行に及んだという。
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