29日、ソウル東部地裁第12刑事部は同日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(横領)の疑いで起訴されたキム被告の第1回公判準備期日を進めた。キム被告は新型コロナウイルス感染防止のため、白い防護服とフェイスマスクを着用したまま出廷した。
キム被告側は「概ね公訴事実を認める。ただし、警察の取り調べ段階で作成された被疑者尋問調書2件については否認する」という立場を明らかにした。キム被告側は容疑を認めて、裁判は量刑を争う量刑弁論で進められる予定だ。
当初、国民参加裁判の意思を示していたキム被告は同日、この意思を撤回するという立場を明らかにした。意思を撤回した理由については、キム被告側は特に説明をしていない。キム被告は同日、国選弁護士選定取り消し決定の申請を出したりもした。
キム被告側の弁護人は「前日(28日)にキム被告と初めて接見した。記録の確保と検討する時間を1か月ほどほしい」と裁判所に要請。このため、次回の裁判は4月21日午前10時に行われる予定だ。
これを前にキム被告は先月3日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律(横領)・公文書偽造・偽造公文書行使・虚偽公文書作成・虚偽公文書行使の5件の容疑でソウル東部地検に送致された。キム被告は江東区庁投資誘致課などで勤務していた2019年12月から昨年2月まで区庁の口座から1日最大5億ウォンずつ200回以上振込み、公金115億ウォン余りを横領した疑いをもたれている。
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