「衣装代論争」の中、「文大統領夫人愛しています」請願登場＝韓国

連日「衣装代公開」要求を受けているムン・ジェイン（文在寅）大統領の夫人キム・ジョンスク（金正淑）氏への切ない思いを込めた青瓦台（大統領府）国民請願が登場した。これを前に掲載された「文在寅大統領様愛しています」というタイトルの請願文と同じく大統領夫妻を応援するメッセージを盛り込んだ請願だ。

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　28日、青瓦台国民請願掲示板には「金正淑夫人愛しています」というタイトルの請願文が登場した。この日、「国民の力」は正淑夫人のブランド衣装など儀典費用論争を言及し「青瓦台の特殊活動費内訳を透明に公開せよ」と公開的に要求していた。

　請願者は関連論争を言及しなかったが「この5年間、文在寅大統領を国民に貸してくださってありがとう」とし「新型コロナウイルスで困難が多い中で今の大韓民国の地位を築くまで文在寅大統領の努力と献身があったが、そのそばを守ってくださった夫人がいたからこそ可能だったと思う」と記した。

　また「40日後には文在寅大統領と夫人を解放しなければならない。文在寅大統領とともに愛しており、尊敬する。ありがとうございます。いつも幸せに、そして元気でいてほしい」と付け加えた。

　28日、オンラインの該当請願には「事前同意100人」の基準を超えた2万2000人余りが署名した。現時点で管理者は請願リストの公開を検討している状態であり、公開請願リストには照会されていない。検討期間中も請願に参加することができるが、公開まで時間がかかる可能性もある。

　前日、掲載されたこの請願は、先月10日掲載された「文在寅大統領様愛しています」というタイトルの請願文とそっくりだ。タイトルも似ているが、退任を控えた文大統領夫妻への応援のメッセージを盛り込んでいる部分も似ている。特定事案に対する政府の具体的な代案を要求する内容の請願ではない。

　正淑夫人への請願より約20日前に寄せられたこの請願には、同日午後2時基準で26万8000人余りが参加。請願人20万人を超えて公式答弁を受けられる要件を満たしているだけに、これに応える青瓦台のメッセージにも注目が集まっている。