韓国首相「4月1日からカフェなどで使い捨て用品禁止…合理的な代案が必要」(画像提供:wowkorea)
韓国首相「4月1日からカフェなどで使い捨て用品禁止…合理的な代案が必要」(画像提供:wowkorea)
韓国のキム・ブギョム(金富謙)首相は来月1日に施行を控えたカフェや食堂での使い捨て用品の使用禁止政策が小商工人の負担を加重させる可能性があるとの懸念について、「合理的な代案が必要」と伝えた。

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金首相は29日、政府ソウル庁舎で国務会議を開き、「4月1日からカフェや食堂のような食品接客業種で使い捨て用品を使用することが禁止される」とし、「2020年初め、新型コロナウイルス状況を考慮し、カフェなどの店内で使い捨て用品を使用できるよう制度の施行をしばらく猶予している」と伝えた。

金首相は続いて、「しかしその後、テイクアウトやデリバリーの増加により使い捨てプラスチック用品は19%、紙類は25%以上、使用量が急増した」とし、「われわれの未来世代のため、少し不便でも日常からの変化を再び始めなければならない」と強調した。

金首相は、「新型コロナウイルスが依然として猛威を振るっているが、リユーザブル用品を使用しても、きれいに洗浄すれば安全だというのが関連専門家らの共通の意見」とし、「しかし使い捨て用品の使用禁止措置がただでさえ新型コロナウイルス対応により委縮した小商工人や自営業者らの負担を加重させるという懸念もある。ソロモンの知恵のような合理的な代案が必要なとき」と説明した。

そして、「環境部(部は省に相当)は予告されたとおりに制度を施行するとしても、取り締まりよりは趣旨の説明と啓発に重点を置き制度が無理なく定着するよう取り組んでほしい」とし、「また消費者が安心してリユーザブル用品を使用できるよう洗浄などの管理も強化してほしい」と伝えた。

これに先立ち、大統領職引継委員会のアン・チョルス(安哲秀)委員長は28日、今回の使い捨て用品禁止政策について、「新型コロナウイルスが気になり使い捨てカップを要求する客が出るだろうし、カフェのオーナーは罰金が怖くて客を説得しようとし、もめ事が起きることが容易に予想される」と指摘した。

安委員長は、「生活廃棄物を減らす趣旨は理解できるが、なぜ今この措置を施行するのかわからない」とし、「現場の事情、民生経済状況を知らない机上行政の結果」と話した。

そして、「新型コロナウイルスがおさまるまでは使い捨てカップの規制を猶予したほうがいいと考える」と伝えた。
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